女が女にイラッとするSNS投稿 [コラム]

TwitterやFacebookで誰もが“セルフプロデュース”ができるようになった分、その投稿を内心「ワロス(笑)」と思いながら見ている人もいる。それは、女が女に対してであることが多いようだ。そこで、20代~30代の女性に、「自分の女友達の投稿で、イラッとしたことのあるもの」について聞いてみた。以下がその、イラッとランキングである。

第5位:男を語る

「『男ってこういうもん』と訳知り顔で分析して連続ツイートする人。高校まで勉強漬けや部活漬けで、大学に入ってから初めての化粧、初めてのサークル、でちやほやされ始めた知人に多い。偉そうに語る人ほどブスの確率も高いですし、見ていて滑稽です」(綾香さん・仮名・21歳)

第4位:恋愛体質ちゃん

「『嫉妬、いくない。。。我慢』、『もうヤダ……マジ鬱……』と色恋絡みの不安定な精神をぶちまけて、心配したコメントやリプライ待ち。『大丈夫?』とコメントしたところで、『大丈夫、うん、こんなことで落ち込んでちゃダメだよね。頑張るね』と自己完結する。この手の恋愛ネタを投稿する人って、内心では“恋愛体質な自分”をセルフプロデュースしてるところもありますしね。あと、深夜に気持ちが高ぶって、意味不明な恋愛ポエムを投稿していることも。『くわえ煙草で彼の深淵を眺める 私がほしかったのは、私の欠片なんだ 少し、世界と距離を置きたいのかもしれない』とか(※ポエムは実際投稿されたものとは多少変えています)。吉高由里子の真似でもしてるんでしょうかね」(未来さん・仮名・24歳)

第3位:モテないアピール

「同じ部署のS子は、過剰にモテないエピソードをツイートしたり、喪女botのツイートをリツイートしたり。昨今の“こじらせ女子”のブームにあやかりたいんでしょうけれど、S子はそこそこキレイで決してモテないわけではないので、まるで説得力がありません。結局、そういう“サブカル”っぽい立ち位置の自分が好きなんでしょう、といつも思う」(里奈さん・仮名・26歳)

第2位:隠れ家カフェめぐり

「Facebookで、隠れ家的なお店に行った様子を投稿するヤツ。見るたびに、隠れ家的な店が好きなわけじゃなくて、“そういう店を知ってる自分”が好き、“オシャレなカフェ巡りをする自分”の姿を見せたいだけだろ! と思う。Facebookは痛いネタの宝庫ですよ(笑)。ちなみに、このタイプは常に5割増しの自撮り写真をアイコンにしてる。写りのいい写真が撮れるたびに、プロフィール写真を変えがちです」(真梨さん・仮名・31歳)

第1位:「ナンパされた」といちいち報告

「『ナンパされた><』とTwitterとかに書き込む女は、半分自慢で書いてる。モテる自分アピールのためのツイートね。ナンパ以外の亜種では、『誰か助けて。酔った男めんどくさい』と言い寄られてるアピールとかもある。しかも、こういう人は高確率でブス。滅多に声掛けられないから、たまにそういうことがあると嬉しいんだろうね。そもそも、ナンパや飲み会で絡まれるのって『こいつならヤれそうだな』と思われてるだけで、決してお前がカワイイからじゃねえよ、勘違いすんな(笑)」(理恵子さん・仮名・28歳)

 モテてることを匂わせてもダメ、だからと言って過剰なモテないアピールもNG。上から目線で偉そうに語るのは言わずもがな。たとえ、何の気なしに隠れ家カフェについての投稿をしても、誰がどこでイラッとしているか気が気じゃない。

 何より恐ろしいのは、上記の証言はいずれも“友人に対して”向けられたものだ。表面上はにこやかでも、女の心の中は同性への罵詈雑言でいっぱいだと思うと……。くわばらくわばら。 <取材・文/もよもよ>





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