エイズってどんな病気? [恋愛]

■毎年1000人以上がHIVウイルスに感染していますエイズ(AIDS)は、HIVウイルスに感染することによって起きる病気です。日本語では「後天性免疫不全症候群(こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん)」といい、病気とたたかう抵抗力である免疫の働きが低下すること(免疫不全)で、いろいろな病気にかかりやすくなります。2010年の1年間に、日本で新たにHIVに感染した人は1075人で、4年連続で1000人を超えています。また、新たにエイズを発症した人は469人で過去最多でした。欧米では予防対策が進んでHIVの新しい感染者は減っていますが、日本ではまだまだ増える傾向にあるのです。■HIVのおもな感染ルートは「性行為」「血液」「母子」の3つHIVに感染するおもなルートは、「性行為による感染」「血液を介しての感染」「母子感染」の3つです。HIVウイルスは体内では「血液、精液、膣の分泌液、母乳」などの体液に多く含まれるので、「性行為によって性器、肛門、口などの粘膜や傷口から感染」することがあります。また、血液に多く含まれているので、注射器などを“回しうち”すると血液を介して感染することがあります。このほか、母親がHIVに感染していると、妊娠中や出産時に赤ちゃんに感染することがありますが、お母さんがHIVの治療薬を飲み、赤ちゃんに母乳を与えないなどのしっかりとした予防策をとることで母子感染の可能性を低くおさえることができます。その一方で、HIVウイルスは唾液、汗、涙、尿、便などの体液には感染を起こすほどの量が含まれていないので、性行為以外の日常生活でうつる可能性はとても低いと言われています。HIVウイルスは体内では生き続けることができますが、体の外、つまり空気中や水中に出ると感染力をなくします。このため、手をふれたりする接触感染、せきやくしゃみによる飛沫感染、同じ空間にいることによる空気感染などで、HIVがうつる心配はほとんどないと言われています。《NG! 感染するおそれがあります》「性行為」「注射器の回しうち」「感染者の予防策をとらない妊娠・出産」《OK! こんなことでは感染しないと言われています》「握手、ハグ」「缶などの回し飲み」「せき、くしゃみ」「洋式トイレ」「風呂、プール」


●感染している可能性を考えましょうHIVに感染すると2~4週間で発熱、のどの痛み、だるさ、筋肉痛といったインフルエンザのような症状が出ることがあり、その後は数年から10年ほど症状がない期間が続きます。このため、HIVに感染していても、ほとんどの人は気づかないのです。

あなた自身もパートナーも、過去につきあった人の中にHIV感染している人がいれば、感染予防をしてこなかった場合、HIVに感染している可能性があります。

●不安なときは検査を受けましょう「HIVに感染しているかもしれない…」と不安なときは、HIV検査を受けましょう。

少量の血液を採る検査で、全国の保健所で「匿名」「無料」で受けることができます。匿名ではありませんが、一般の医療機関でも有料(5000円~1万円)で受けることができます。

本格的な検査を受ける前のワンステップとして、検査キットを使って調べてみる方法もあります。自宅で調べてみて、心の準備をしてから、実際の検査を受けてもよいですね。

■性行為でのHIV感染を予防するために

●コンドームを使いましょうコンドームを正しく使えば、ほぼ100%安全です。ただし、挿入の直前につけるのではなく、性行為のはじめから終わりまでつけておくことが大切です。

●性感染症を治しましょう性感染症にかかっていると、性器の粘膜に炎症が起き傷ついているためにHIVに感染しやすくなります。早めに治しましょう。

■HIVに感染していたときは…

HIVに感染すると、数年かけて免疫力が少しずつ低下して「しつこい下痢」「ひどい寝汗」「急激な体重減少」などが起き、さまざまな病気にかかります。

これらの病気が23種類あるエイズ指標疾患にあてはまると、「エイズ発症」と診断されます。また、エイズ治療には健康保険は適応になりますが、治療費は高額です。

しかし、早期発見して適切な治療を受ければ、エイズ発症を抑えられるようになってきています。不安なときはHIV検査を受けて、早期発見につなげましょう。












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